こんにちは三島友紀FP事務所の三島です。以前ライフプランの作成に関してより細かく教えてほしいという声にお応えして、ライフプランを作成する前準備としてのライフデザインを作るところを解説させていただきました。

ライフデザインを作ろう

もう一度お伝えさせていただくと、ライフデザインなしにライフプランを作ったり、そもそもライフプランを作らずに投資や節約に励むのは、ゴールの見えないマラソンを走っているようなもので、よほど意思の強い方でないと途中で挫折してしまいます(ダイエットを挫折した経験ありませんか?あのような感じです)それにこれからの時代は収入も右肩あがりというわけにはいきません。資産形成をしていくにあたっては必ず投資をしていく必要があります。そのような時にライフプランが定まっていないと投資する時にいくら、どこに投資してどのくらいのリスクを取れるのか。という大事なこともわからない。というケースが考えられます。ですからライフプランが大事であり、それを作成するために価値観。目標をすり合わせする意味でもライフデザインを作る事が大事になってくるのです。

今回から3回に分けて簡単なライフプランの作り方をお伝えします。まずはどんな形でも作る事に意味があるので、よろしければチャレンジしてみて下さい。

バランスシートを作ろう~資産の部~

ライフデザインが終わった事を前提として、ライフプランの作成で最初に行うことはバランスシートの作成です。バランスシートとは簿記、経営で使う用語で、貸借対照表ともいわれます。個人の家計でわかり易く言えば資産(貯蓄)と負債(借金)の一覧表を意味します。

家計のバランスシート(見本)

この表は日本FP協会のHPから引用した表になります。日本FP協会のHPにはバランスシートや次回以降説明するキャッシュフロー表の簡単な記入用紙がダウンロードできるので興味があれば使ってみてもいいでしょう。まずはどんな形でもいいので作ることが大事です。作ってみてイマイチだな。とかもっとしっかりしたものを作りたいとなった時にプロに作成を依頼すればいいんじゃないかな。と私は思います。

すみません。少し話が脱線しましたね。ここの空欄にあなたが保有している金融資産。負債などを記載していきます。

収入の部には…

現金・普通預金・定期預金・貯蓄型保険・株式・債権・投資信託・その他投資商品・住宅(現在の市場価値)・その他と項目が最初は入っています。これらすべて必要なわけではないので、あなたの金融資産の保有状況によっていらないであろう箇所は削ってしまってもいいと思います。またここに記載がないものを追加してもいいと思います。例えば仮想通貨。保有量が少ないのであればその他投資商品の箇所でいいと思いますが、かなり額があるんだよね…。という事であれば新たに書く場所を作ったほうがいいと思います。

ここはあなたがお持ちの資産の棚卸をして記入するだけなので、特に注意点もあまりないかと思います。
株や債券、投資信託などは記入日時点の株価や基準価格を参考にして金額を計算して出しましょう。
不動産は投資用の不動産と自宅の2種類が考えられるので、一緒に記載してもいいですが、できれば分けて記載した方が後々管理がしやすいと思いますのでおすすめです。

また、自動車を資産に計上してもいいと思いますが、新車から6年以上たっているなら簿記上、資産は0になっているので、特に記載しなくても差し支えありません。

バランスシートを作ろう~負債の部~

負債の部は今現在家計が背負っている借金や借入れを記載します。よく拝見するのは自宅の住宅ローンと、自動車の自動車ローンが負債の部でよく登場します。残額がわかればその金額を書きましょう。わからない場合でも借入している銀行や、車のローン会社に連絡をとれば残債は教えてくれます。わかったらそれを書きましょう。

また、カードローンや奨学金、消費者金融などからの借り入れがあるケースもありますね。そのような場合も同様に金額を調べて該当の箇所に書き込んでいきます。これも資産の部と同じように必要な項目を追加してもいいですね。例えば教育ローンとか。ですね。

合計額を出そう。そして全体のバランスを俯瞰して見よう

資産と負債両方とも記載ができたら合計額を出して、どちらが多いか確認してみましょう。

資産>負債となっていた方。

現時点ではとても健全な家計かといえます。あとはこのプラスの資産を年数を重ねるたびプラスの額が多くなるように持って行く事です。

資産<負債となっていた方。

残念ですが今現在でいえば借金の方が多い。という事になります。ただあまり悲観はしないでください。特に持家だったりすると購入した時点で莫大な住宅ローンを抱えることになります。その一方で購入した不動産は売却しようと思っても中古相場になるので購入金額で売れることなんてありません。当然ですね…その分があるので、持家がある人はどうしても資産より負債の方が多くなりやすいです。その場合は自宅に関わる部分以外でも資産と負債の関係を見てみてください。自宅を除いた資産が住宅ローンを除いた負債よりも多ければとりあえずそれでオッケーとしちゃいましょう。

ここで計算した資産総額、負債総額は次のキャッシュフロー表で使いますので、覚えておきましょう。

また、各項目のバランスもぼんやりとでいいので見てみてください。

資産は多いけどほとんどが不動産で現金や預金が少なくなっていませんか?

貯蓄型の保険がたくさんあるのに、株や投資信託がほとんど無いなどありませんか?

これはこれで例えば相続が起きた時とかに分割の問題が生じますし、保険で資産運用という悪手を打っているので改善する必要があるのかな。と思います。

まとめ

ライフプランを作るスタートはバランスシートの作成からです。バランスシートを作成することにより、今現在の家計の健全度がわかり、その後の対策を取る為のスタートとして使う事ができます。

次回はキャッシュフロー表についてご説明します。