こんにちは。三島友紀FP事務所の三島です。

さて、私は現在。行政書士事務所の開業に向けて、実務の勉強とマーケティングの勉強などにいそしんでおります。
ちなみに離婚問題に関して現在、調停離婚についてご説明しておりますが、調停に進んでいるという事は夫婦の間で意見がまとまらなかったという事。つまりは紛争性があると判断される事案になるかと思うので、行政書士としては関わる事ができません(弁護士の領域になります)

しかし離婚を扱う以上、調停や裁判についての情報提供は必要だと思いますし、調停に行くかどうかもわからない段階から弁護士に依頼をかけるとどうしても高額な料金が発生してきてしまいます。
行政書士は「街の法律家」ともいえるほど身近な存在です。どこに相談していいのかわからない。何を相談したらよいのかわからない。という段階からどうぞ頼っていただけたらと思います。

お話を伺って弁護士さんをはじめ、離婚に強い各専門家の方へおつなぎする橋渡し役となれたらと思います。

では、本日は調停離婚の本番。調停期日当日の流れについてご説明させていただきます。よろしくお願い致します。

調停期日当日の流れ

まず、はじめに調停期日当日の流れについてフローチャートで見てみたいと思います。

1、家庭裁判所に出廷し、受付をする

2、待合室で呼ばれるのを待つ

3、調停室にて手続説明

4、調停開始(交互に意見を聞く)

5、次回の調停期日を決める

家庭裁判所にて上記のような流れで調停は進んでいきます。調停手続自体は2時間ほどが目安ですが、手続に入る前の待ち時間もありますので、長くて4~5時間見ておいた方がいい場合もあります。

それではそれぞれについて確認してみましょう。

家庭裁判所に出廷し、受付をする

前回ご説明した調停期日通知書に調停の日時や場所が記されています。記載のあった日時に家庭裁判所へ出廷します。
必ず遅刻をしないようにしてください。裁判所によっては駐車場がなかったり、あってもスペースが少なく埋まっているケースもあります。必ず事前にルートを調べ余裕をもって到着できるようにしてください。

受付では夫婦がばったり会ってしまう事も想定できます。DV等により危害が及ぶ恐れがある場合や、会ってしまうと精神的につらいような場合は事前に裁判所に連絡をしておく事で受付時間をずらしてもらったり、受付の場所をずらしてもらったりと配慮してくれる場合があります。遠慮せずに言ってみましょう。

なお調停期日通知書はぜひ持参してください。通知書には事件番号と呼ばれるどの案件かを識別する番号がふられていますので受付の時に必要になります。

待合室で呼ばれるのを待つ

受付が済んだら待合室で調停が行われるまで待ちます。この待合室は夫婦それぞれ別の部屋があてられます。夫婦が同室で感情的になったり、どちらかに身の危険が及ばないように配慮されています。ただ同時間帯に別の夫婦が調停を行っている場合などは別の夫婦の1人が同室になったりすることはあります。

この待合室で待つ時間が長く、とても緊張すると思います。
緊張するのはしかたありませんが、話す内容がとんでしまって頭が真っ白という事は避けなければなりません。その為にもあらかじめ話す内容を紙にまとめておいたり、相手がこういう主張をしてくるだろうか。と頭の中でシュミレーションしておくと緊張もほぐれてより良いと思います。

調停室にて手続説明

調停委員から呼ばれたら調停室へ向かいます。実際に細かな内容を聞かれる前に調停委員から調停に関しての説明や諸注意を伝える為の時間が設けられています。基本的にはこの手続説明だけは夫婦一緒に説明を聞くことになります。しかし先ほどもお伝えしていたようにDVなどで危険性がある場合、精神的にまいってしまうような場合は別々に手続き説明をすることもあります。

なお、手続きに参加する調停委員は基本的に男女1人ずつの2名で担当します。これは男だけ、女だけで話を聞くとどちらかに有利な判断をしてしまう場合があるという事で男女1人ずつで均衡を取っているのだと思います。

手続説明では次のような事柄について調停委員から説明があります。

裁判官と調停委員で構成する調停委員会が担当すること
調停が話合いの場であること
調停は非公開であること
調停委員には守秘義務があること
裁判所が判断するのではなく当事者の合意が必要なこと
調停で決まった事柄は効力を持つこと
調停で合意しなければ審判(家事事件)や訴訟が用意されていること
交互に調停委員と話すこと
その他の調停手続きを進めていく上で当事者双方に守って欲しい事項など

調停開始(交互に意見を聞く)

手続の説明が終わったら、相手方は一度退室し待合室に戻ります。申立人から先に調停委員と話し合いをします。調停委員は離婚に至った経緯。それまでの結婚生活の様子。子供の親権や監護について、養育費について。慰謝料や財産分与などに関して。どのように考えているのかヒアリングしていきます。
この時にうまく話せる自信がない人はあらかじめ書面にまとめておき、それを元にお話しを進めるとよいと思います。

基本的に相手方と同席で調停委員に説明をする。という事はありません。30分程度を目安に自分の主張が一通り終わると、申立人が今度は退室し、相手方が調停室へ呼ばれます。相手方からも同様にヒアリングを行い。それを繰り返して意見の合意をはかっていきます。
相手と一緒に説明しないという事は相手がでたらめを言ってくる可能性も想定しなければなりません。もし証拠資料などが用意できるのであればそういったものを持参するのもいいと思います。調停委員への話に真実味がでてきます。

調停委員は敵ではありません。あなたの離婚がよりよい条件で成立するように協力してくれる味方です。ですから調停委員にはなるべく仲良くなり、良い印象をもたれるような話をすすめていければベストです。

次回の調停期日を決める

30分程度のヒアリングを双方行い、およそ2時間ほど経過すると調停は次回に持ち越しとなります。基本的に調停が1日で終わる事はありません。統計によると約80%の人が2回以上調停を行い、約35%の人が4回以上調停を行っています。ですから通常は2回以上行われると思っていた方がいいと思います。およそ1回目の調停が行われてから1~1か月半後くらいを第二回目の調停期日に設定することが多いです。
また子供の親権などデリケートな部分に関しては家庭裁判所調査官による調査が入ることもあります。

調停期日はその後成立、不成立が定まるまで続いていきます。お互いが離婚に合意し、内容も合意すれば成立となりますし、調停委員がこれは合意となりそうにないと判断すれば不成立となります。

また、どちらか一方が家庭裁判所に出廷せず、調停が進められない場合にも不成立となります。

まとめ

調停離婚の流れはお分かりになりましたでしょうか?
待合室と調停室でほとんどの手続きは行われます。そして特別な必要性がなければ相手と一切顔をあわさずに調停をすることも可能です。

調停は怖いとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、調停委員は基本的に穏やかで優しい人が多いです。あなたの味方になってくれます。夫婦での協議で話がなかなかまとまらない時は調停を検討にぜひ入れてみてください。

また、調停期間はトータルで短くても2か月。長いと1年以上かかります。その間の生活(別居はするのか、その間の生活費はどうするのか)についてもよく検討してから調停は行なった方がいいですね。